歯周病と象牙質知覚過敏症との関連

歯周病と象牙質知覚過敏症との関連

象牙質への様々な刺激により誘発される短く鋭い痛みを特徴とする象牙質知覚過敏症は、その不快感により、Quality of Lifeの低下も懸念される。その発症には、咬耗や摩耗などの機械的損耗や酸蝕に加えて、不適切なブラッシング、不良な口腔衛生状態、過度のSRP、ブラキシズムなど、歯周病の原因・治療や経過も関与している。

歯周基本治療での歯肉腫脹の改善による歯肉退縮・根面露出や過度のSRPによるセメント質喪失・象牙質露出に加えて、歯周外科治療により歯肉退縮も生じる場合があることから、術後の歯肉退縮や歯間乳頭部の陥没を回避するフラップデザインとした低侵襲な術式・治療を考慮することも重要である。また、歯肉退縮・歯根露出に対しては、歯周形成手術の1つである結合組織移植術が適応できる場合もある。

本セミナーで、象牙質知覚過敏症と歯周病との関連を再確認することにより、様々なHome CareやProfessional/Office Treatmentについて整理し、個々の症例に適した処置の選択の一助になればと思います。

開催日 :2022年9月21日(水)

開催時間 :19:30~20:15

演者 :徳島大学大学院医歯薬学研究部歯周歯内治療学分野教授 湯本 浩通先生