有効に活用しよう！ 義歯安定剤　

本ウェブ講演会は開催終了しました。ご参加ありがとうございました。

村田比呂司先生をお招きして「有効に活用しよう！ 義歯安定剤　

―最新の臨床研究の知見から―」についてご講演いただきます。

有効に活用しよう！ 義歯安定剤　―最新の臨床研究の知見から―

義歯安定剤は歯科医師の有床義歯補綴の治療技術が未熟ゆえに、本剤を患者さんが使用するとの見解がかつては大多数を占めていました。しかしながら、義歯安定剤のうち義歯粘着剤は、適切な症例に正しく使用すれば、義歯の管理に有効であるとの見解が国内外の研究で報告されています。

義歯安定剤はドラッグストアなどで多くの製品が販売されていますが、患者さんへの指導に際しては、歯科医師あるいは歯科衛生士が、まず製品の分類と作用機序を正しく理解しておく必要があります。本剤は義歯床を義歯床下粘膜に固定する方法により、義歯粘着剤〈クリームタイプ、粉末タイプ、シート（テープ）タイプ〉とホームリライナー〈クッションタイプ〉に分類されます。

本剤は不適合義歯に使用されるものと思われがちですが、実は適合が良好な義歯に使用することが原則です。つまり床下粘膜との適合性や咬合が良好な義歯であっても、顎堤が低いなどのため、義歯の維持、安定性が低下した症例に適用します。とくに最近は義歯装着者は高齢化し、義歯の装着に不利な難症例が増加しています。

本Webinar講演会では、義歯安定剤の種類、作用機序などの基礎的事項、誤使用を防ぎ本剤の効果を最大限発揮させるための患者指導と利用ガイドラインについて解説します。また最新の義歯安定剤の臨床エビデンスも紹介します。明日からの患者さんのご指導にお役に立てれば幸いです。

開催日 :2023年7月28日（金）

開催時間 :19:30～20:15 ※講演後にQ&Aの時間を設けております。※20:20～20:30はGSKからのお知らせです

演者：長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 歯科補綴学分野　教授 村田 比呂司先生

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