
再生治療の時代にあらためて歯周基本治療を考える 開催日:2025年3月26日(水) 時間:19:30~20:15
東京歯科大学歯周病学講座
2025-02-26
教授 齋藤 淳 先生
超高齢社会のわが国において,1本でも多くの歯を健康な状態で保存することが歯科医師・歯科衛生士の課題となっています。歯周病はデンタルプラーク中の歯周病原細菌の感染が主な病因ですが,宿主や環境因子も発症・進展に影響を及ぼします。歯周基本治療では,まずデンタルプラークへのアプローチが重要となります。プラークはバイオフィルムであるため,機械的に除去・破壊しなければならず,抗菌薬の使用はあくまでも補助的な位置づけです。軽度~中等度の歯周炎であれば,効果的な歯周基本治療により歯周組織に大きな改善が期待でき,口腔関連QOLが維持・向上することも示されています。
本セミナーでは,歯周病治療の基本である歯周基本治療について,その意義や内容について今一度確認したいと思います。歯周組織の健康を通して全身の健康を守るために,歯科医師・歯科衛生士がどのように関わるのかについて考える機会となれば幸いです。
開催日:2025年3月26日(水)
2025-03-26
開催時間:19:30~20:15(日本時間)
講演者:東京歯科大学歯周病学講座 教授 齋藤 淳 先生
略歴
1989年 東京歯科大学 卒業1993年 東京歯科大学大学院歯学研究科 修了 博士(歯学) 1994年 日本歯周病学会歯周病専門医,米国New York州State University of New York at Buffalo, Dept. of Oral Biology 客員研究員 1998年 東京歯科大学歯科保存学第二講座(現 歯周病学講座) 講師1999年 齋藤歯科(仙台市青葉区)副院長,東京歯科大学歯科保存学第二講座 講師(非常勤)2002年 日本歯周病学会指導医 2003年 宮城高等歯科衛生士学院 教務部長 2007年 東京歯科大学口腔健康臨床科学講座 講師 (水道橋病院総合歯科)2011年 東京歯科大学歯周病学講座 教授,講座主任 2017年 Member, Osteology Expert Council, Osteology Foundation 2021年 東京歯科大学大学院歯学研究科長,日本歯周病学会副理事長(~2023年3月)・常任理事
※講演後にQ&Aの時間を設けております。
※20:20~20:30は“Haleonヘルスパートナーからのお知らせ”です 視聴には事前登録が必要です。
その他のウェブ講演会情報
過去に開催したウェブ講演会ダイジェスト動画です。歯科医療従事者の日々の臨床をサポートする情報を提供しています。

歯周治療における歯磨剤の効果についてーそのエビデンスとはー
2024年7月30日、「歯周治療における歯磨剤の効果についてーそのエビデンスとはー」と題して日本歯科大学 生命歯学部歯周病学講座 准教授 関野 愉 先生にご講演いただきました。この動画ではご講演内容の一部をご紹介いたします。

超高齢社会における義歯安定剤の役割とは?
2024年4月16日、「超高齢社会における義歯安定剤の役割とは?」と題して 神奈川歯科大学 歯科補綴学講座 クラウンブリッジ補綴学分野 教授 木本 克彦 先生にご講演いただきました。この動画ではご講演内容の一部をご紹介いたします。

象牙質知覚過敏のScience&Art-欧州7か国大規模疫学的調査の見解-
2024年2月28日、「象牙質知覚過敏のScience&Art-欧州7か国大規模疫学的調査の見解-」と題して日本大学歯学部 保存学教室修復学講座 教授 宮崎真至 先生にご講演いただきました。この動画ではご講演内容の一部をご紹介いたします。